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アンテナアレイとMIMO仮想アレイの基礎

2025年12月の "アンテナ技術小話"に引き継ぎ、"アンテナアレイとMIMO仮想アレイの基礎"と題して技術情報を発信します。

MIMOという技術用語が流行ってから20年前後になりますが、小素子の通信用MIMOシステムから始まり、ここでのレーダ適用も近距離用として産業界に浸透しつつあります。この中核はMIMO仮想アレイ技術になります。
レーダ技術でのレンジ方向分解能は周波数帯域比に依存しますが、これは古くからパルス圧縮技術として発展してきました。一方、クロスレンジ方向の分解能はアンテナ開口長に大きく依存し、高分解能化にするには原則的に大きなアンテナが必要となります。しかし、MIMO送受信アレイを上手く構成すれば、開口長の拡大が期待できます。

数式的な表現があるものの基礎的な項目が理解できるように記述していますので、一読いただければ幸いです。


アンテナアレイとMIMO仮想アレイの基礎

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