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高度計の方式違い!?

高度計は、なぜ重要なのでしょうか?
現在使用されている高度計は、主として地表と航空機の気圧の差を検出し、高度に換算して表示している古い方式が、ほとんどです。
それに対して、これから置かれようとしている電波高度計は、電波を使用して、機体から地表までの距離を随時計測して、より高性能かつ正確に高度を計測する方式です。

もし、地表の条件や気象条件が不安定で、気圧の差、すなわち高度を正確に計測できない場合は、どうなるでしょう?正確に高度を把握出来るでしょうか?
例えば、山の斜面や気象条件に異常があるような場合には、気圧に頼る従来の高度計では、正確に高度を計測出来るでしょうか?

このところ、悪天候下で、航空機事故が世界中で多発している昨今、高度計の方式の違いが無関係であると言えるでしょうか?
専門家による検証の必要性を痛切に感じます。